パッケージ変更のお知らせ
ニュージーランドから入荷する商品が、これまでのプラスチック袋やパッケージから、紙の梱包に変わりました。
日本で販売する商品も、随時パッケージの仕様が変更になります。
ガラガー社の取り組み
ガラガー社では、商品の製造から流通に至る過程での環境負荷を低減するため、様々な見直しと改善を行っています。
その中のいくつかをご紹介します。
参考:Sustainability at Gallagher Animal Management
https://am.gallagher.com/en-NZ/About-Us/Sustainability
パッケージをプラスチックから紙へ
Sシリーズのパッケージが従来のプラスチックケースから、リサイクル可能な紙製の箱に変わりました。
碍子も従来のプラスチックバッグから箱製のパッケージになりました。碍子は25個など、梱包単位でご注文頂くと、箱のままでお届けします。
商品の見直しでプラスチックの使用量を削減
ガラガー社は従来の鉛蓄電池に代えてリチウム電池を採用した、新しいソーラータイプのパワーユニットS12を開発しました。
これにより旧機種S10に比べて、本体が軽量、コンパクトになりました。S10の半分の量のプラスチックでの製造が可能になり、年間28トンのプラスチックの節約ができました。
プラスチックごみの再利用
ガラガー社はニュージーランド・ハミルトンにある工場で製品を製造しています。ここでは製品品質に満たない欠陥品や、製品の余剰などで発生した廃プラスチックを再利用することで、資源の節約に努めています。
- 年間約2.5トンのHDPEと約5トンのABSプラスチックを粉砕し、リングトップ・ポストを固定するブラケットやリールハブの材料として再利用しています。
- 再利用できないプラスチックは、リサイクルパートナーで再パレット化され、他の企業で再利用されます。
- プラスチック廃棄物の安全な取り扱いと廃棄を推進し、海洋環境からプラスチック廃棄物を排除するためのプロセスを提供する国際的なプログラムである「Operation Clean Sweep®」の公認メンバーになるために、現在Plastics NZと協働しています。
梱包材をプラスチックから紙へ
ガラガー社は段ボールのシュレッダーを導入し、使い捨ての梱包材を紙製に転換しました。これにより、年間700kg以上のプラスチックの使用をやめることができました。
段ボールは製造工程で発生する、廃棄していた段ボールを再利用し、包装や充填に適した大きさに細断しています。ガラガー社はこのシュレッダーを他の倉庫にも設置し、商品の流通全体に広げていく予定です。
パッケージをコンパクトに
商品のパッケージを見直し、出来るだけ空白を無くすことで、梱包材の節約と、輸送の際にかかるコストを削減できます。
DS Smith社とForbes Insights社の調査によると、多くの輸送用コンテナは24%以上空になっており、これにより世界中で毎年何十億ドルもの無駄になっているそうです。
ガラガー社の体重計はすでに見直しを行い、パッケージの箱を小さくしたことで梱包材が不要になりました。
材料や空きスペースを節約できるだけでなく、輸送中の破損の問題を減らし、パレット積みを容易にすることができます。
日本への商品の供給について
ニュージーランドは自然を大切にし、国民の環境意識も高い国です。製品の開発には持続性や環境負荷の低減を意識した製品が非常に多いのも特徴です。
たとえば、ミルク・バーの乳首は天然のゴムを使用し、原料となるゴムの仕入れ先の選択には独自の基準を設けています。ニュージーランドでは使用済みの乳首をリサイクルする取り組みも行っています。
また、私たちのお客様が取り組む放牧酪農は、放牧草を最大限に活用してミルクを生産できる酪農経営です。ここでは、ガラガー社の電気柵、播種機シードマチックをはじめ、ニュージーランドから学んだ知識や技術が生かされています。
私たちもこういった商品の供給を通して、環境問題の解決に取り組んでいきたいと考えています。